三渓園大茶会その二

三渓園には開園15分前くらいに到着
みぞれは雨に変り、だいぶ小止みになっていた。

我先にとみんないっせいに小走りで
受付から各お目当てのお席へ
このお茶会今回で17回目というから、慣れた方は段取りが早い。
私らも急いで第一席 白雲邸 表千家同門会 神奈川支部
こちらの席主は表千家の正井宗匠
前日の雨と寒さでお客さんの入りが非常に悪く
今日は茶会がスタートすると同時に晴れ間がでてきたので
昨日のお客さんには相当性根が悪い人たちやったんやねなどと
笑いをつかむ
正客(同行の茶友)があまり話しの受け答えをしないのでハラハラしていたけれど
正井宗匠は饒舌に漫才でもやっているかのように
場を盛り上げるサービス精神に感心した。

お道具もさすがですね。
さりげない竹台子、派手さを押さえた寄せ皆具
会記の印刷が二ヶ月前ということで例年なら汗ばむくらいの
陽気であるはずを想定してか
涼しげな杓立は平戸焼七宝透瓢柄 即中斎箱書付
水指は萩 俵陶兵衛 即中斎箱書付
主茶碗 覚入 赤楽 銘 慶雲

脇床に寅伏見人形 了々斎好寄木丸卓にのせて・・・
とあるが、どこかで見たことあるぞ
表千家の会員誌「同門」のお家元の初釜風景にあった気がする

着いてすぐのお席だったせいか、会記にも目を通す時間もなく
ばたばたと席入りしてしまったので
事前に予習できず、かなり記憶が薄れてしまいました。

【つづく】