お母さん2014

昨日好天にめぐまれ、友人の社中のお茶会へ行ってまいりました。高田馬場にある茶道会館は裏千家のホームグランドとでも申しましょうか、毎年正月の初釜で総理や都知事が招かれてというニュースをごらんになった方もあるかと。

今回は長女を連れてのお茶会超初心者ツアー、過去にお裏さんで修行したこともある私だけど今は完全アウェイ状態、にじり口では「あの入り口は狭くてさー身体入りづらいよね〜」などと言ってた自分が頭をゴッチ〜ン、最後の席ではナゾの御所篭色紙点前などという茶席で、??
イケメン袴男子のはんとうさんが小さなひょうたんを持ってくる、「お三人さまで・・・ムニョムニョ」えっ??今なんて?本来ならば、最初にお菓子が運ばれてくるはずである。しかし、ひょうたんにワインのコルクみたいな蓋がしてあるだけの小さなつぼ。隣の長女は小声で「お三人様でお飲みくださいって言ったよ」私「マジかよ??」さあ、困った、こんな作法見たこともやったこともない。茶会初体験の長女は朝から懸案の濃茶の飲みまわしが遂に来た!こんな小さな飲み口じゃ避けようがないではないか!と絶望感に見舞われたとあとで言っていた。
直径1センチあまりの口径では一人目の人が飲む際にもはやラッパ飲みである。私もそんな光景が思わず目に浮かんでしまった。いくら懐紙で飲み口を拭くとはいえ・・・あまりにも過激すぎて・・・��(*゚ェ゚*)
そんな想像をめぐらしていたら、お正客は懐紙を出し、ひょうたんの蓋をあけて振りだすとこんぺいとうがでてきた!
あぁそうか、そうだった、ひょうたん状の小瓶にこんぺいとうが入っていたことあったわと思い出して、ほっと胸をなでおろしたのである。


さわやかな五月の陽気なのにやたら汗をかきまくったお茶会であったが白雲木という花の美しさに感動し、帰りの道すがら見かけたお宅の納屋みたいなドアに感動した母娘高田馬場行脚でした。